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【北村友一×井上拓×藤岡佑介】「こんなに僕のことを思って…」──クロノジェネシスからクロワデュノールへ繋がる斉藤崇史調教師との絆/第4回

  • 2025年07月02日(水) 18時02分
“with佑”

▲3人の対談第4回!(撮影:桂伸也)


先日行われた日本ダービーをクロワデュノールで制した北村友一騎手と、バレットの井上拓さんをゲストに迎えてお送りしている対談第4回。今回は“相棒・クロワデュノールとの歩み”についてお話しいただきました。

“騎手・北村友一”を語る上で欠かせないクロノジェネシスとクロワデュノール。この2頭はともに斉藤崇史調教師の管理馬です。普段のタッグはさほど多くはないという2人。しかし、斉藤師は「クロノジェネシスでは最後まで一緒に行けなかったので、この巡り合わせを大切にしたい」という特別な想いを皐月賞前に明かしていました。クロノジェネシスから繋がる両者の縁を紐解きながら、新馬戦から日本ダービー制覇までのクロワデュノールと歩んだ道のりを振り返って頂きました。

前回はこちら▼
【北村友一×井上拓×藤岡佑介】食欲の異変にギックリ腰… 皐月賞前と日本ダービー前に襲ってきた“大舞台の魔”/第3回

(取材・構成=不破由妃子)

「斉藤先生、こんなに僕のことを思って…」


──今回は佑介さんたっての希望で、北村さんご自身のことを根掘り葉掘り聞く回ではあるのですが、やはり最強のパートナー、クロワデュノールのことやここまでの歩みについてもお聞きしたいなと思っています。「斉藤崇史厩舎&北村友一騎手」といえば、言うまでもなくクロノジェネシスでGI戦線を沸かせたコンビですが、正直、普段のレースにおける依頼数はそれほど多くない。そんななかで、クロワデュノールの騎乗依頼を受けた際にはどんなことを思いましたか?

北村 斉藤先生のなかには、デビュー前から「この馬は走らせないといけない」という思いがあったそうなので、そう思えるほどの馬を託してもらったことに対して、すごく責任を感じましたね。

──ホープフルSのあとや皐月賞前の共同会見で北村さんへの思いを聞かれ、「クロノジェネシスでは最後まで一緒に行けなかったので、この巡り合わせを大切にしたい」と。それを聞いて、次にトップを狙える馬が現れたら、もう一度北村さんと頂点を目指そうという思いがあったのかなと思いました。

“with佑”

▲クロノジェネシスの引退式には療養中だった北村騎手の姿も(撮影:下野雄規)


北村 斉藤先生とは、馬のこと以外はあんまり話さないので…。先生の思いみたいなものは全然わからなかったんですけど、

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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