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【北村友一×井上拓×藤岡佑介】「緊張を上回る、クロワデュノールへの絶対的な信頼感」──日本ダービー“紙一重”の好スタートの裏側/第1回

  • 2025年06月11日(水) 18時02分
“with佑”

▲今回のゲストは北村友一騎手(中)とバレットの井上拓さん(左) (撮影:桂伸也)


今回の『with佑』は、先日行われた日本ダービーをクロワデュノールで制した北村友一騎手と、バレットの井上拓さんをゲストに迎えてお送りします! 第1回は“歓喜の一戦”をそれぞれの視点で振り返っていただきました。

1番人気で迎える日本ダービー ──。そのプレッシャーは計り知れないものだったに違いありません。しかし、「緊張は全くなかった」という北村騎手。勝敗の大きなカギを握った、“紙一重”だったというゲートを無事出せたのはその賜物だと佑介騎手も分析します。そんなメンタルを持つことができた要因や、「全く異変はなかった」と2人も証言する前日からの過ごし方などを赤裸々に明かしてくれました。

日本ダービーに向けた決意を伺ったインタビューはこちら▼
【逆襲の日本ダービーへ】「努力は裏切らない」を信じて── クロワデュノール北村友一騎手&間宮助手の決意

(取材・構成=不破由妃子)

佑介騎手も思わず大絶叫、友一騎手悲願の日本ダービー制覇


──今回のゲストは、ダービージョッキー、北村友一騎手です! ダービー初制覇、本当におめでとうございます。

北村 ありがとうございます!

佑介 ここに出てもらうのは、3年ぶり4回目。最多やな(笑)。

北村 いやぁ、ありがたいです。本当に光栄です。

──今回はもうお一方、約5年半にわたって北村さんのバレットを務める井上拓さんにもお越しいただきました。大ケガを乗り越えた過程も含め、一番近くで“ジョッキー・北村友一”を見てきた方ということで、いろいろとお話を伺っていきたいと思います。井上さん、よろしくお願いします。

井上 よろしくお願いします。

──井上さんは、バレットであると同時に、北村さんの身体のケアもされているんですよね?

井上 はい。僕はもともと鍼灸師なので、レース後の身体のケアもさせていただいています。

──では、さっそくダービーのお話に入りたいのですが、佑介さんは京都のジョッキールームで見ていたんですか?

佑介 ジョッキールームではなくて、自分の鞍置き場で(藤懸)貴志とふたりで見てました。道中はふたりとも声を出すのを我慢していたんですけど、残り1ハロンあたりから我慢し切れなくなって。もうそこからは大絶叫ですよ。

 貴志なんて、叫びながら自分の足を叩きまくってましたからね(笑)。競馬としては、

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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