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【東スポ杯2歳S予想】未来のエース格への登竜門 イクイノックスの“後輩”レッドキングリーに期待

  • 2024年11月15日(金) 18時00分

近年の出走馬にはのちのGI馬がズラリ


 近年の東スポ杯2歳Sの出走馬から、2014年サトノクラウン、2015年レインボーライン、2016年スワーヴリチャード、2017年ワグネリアン、2019年コントレイル、2020年タイトルホルダー、2021年イクイノックス、2022年ドゥラエレーデ。毎年のようにのちのエース格のGI馬が誕生している。

 ここで結果を出した好走馬に限らず、広がる未来を確信させるような逸材を探しておきたい。もちろん、早めに勝つほどのちの展望スケジュールは楽になる。イクイノックス、コントレイル、サトノクラウンなどはここが2戦目だった。

 人気の関西馬クロワデュノール(父キタサンブラック)、サトノシャイニング(父キズナ)。関東馬レッドキングリー(父サートゥルナーリア)などはまだ2戦目。

 早くから東京コースで素質を確認し、未来展望を確かなものにしたい関西馬は強力だが、ここは先輩イクイノックスと同じ木村哲也厩舎所属で、鞍上は同じC.ルメール騎手のレッドキングリーに期待したい。

 新馬の東京2000m2分02秒4(稍重)は平凡でも、全体の流れは「前半63秒2-後半59秒2」。当然のようにスローだった。ただし、レースの終盤3ハロンは「11秒3-11秒3-11秒2」 =33秒8。これを鋭く抜けて快勝すると、最後は追わずに4馬身差。自身の上がりは33秒4だった。

 父は今年の新種牡馬サートゥルナーリア(その父ロードカナロア。母シーザリオ)。現在、あと少しで新種牡馬ランキング1位に進出しそうな2位に浮上している。

 当然、強敵はクロワデュノールだが、マッチレースとは限らない。好調教のサトノシャイニング、ジーティーマンは馬券に絡めたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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