【富士S予想】好メンバーが揃い混戦模様 本格化してきたジュンブロッサムに注目
雨予報で評価が下がるならむしろ狙い時
金曜日から土曜日にかけて雨予報が出ている。局地的に降雨量が多くなる危険はあるが、先週までの高速馬場が極端に悪化するとは思えず、「稍重」程度にとどまるのではないかと考えたい。
チャンスのある馬が複数存在する好カード。5歳の今年、大幅にパワーアップしているジュンブロッサム(父ワールドエース)を狙いたい。これまで芝の道悪馬場【0-0-0-2】だが、6着に負けたのは2勝クラスだった当時の、中山2000mの不良馬場。もう一戦は3走前の3勝クラスの京都1600mの重馬場。勝ち時計は1分34秒9だったが、上がり2位タイの34秒9で馬場の内寄りから伸びて、0秒3差の5着に突っ込んでいる。重・不良馬場で連対なしの数字が示すほど、渋馬場を苦にする馬ではないと思える。
父ワールドエースは決して重馬場巧者でもなかったが、重馬場の若駒Sを2着。稍重の若葉Sを勝って、稍重の皐月賞をゴールドシップの2着。不良馬場だった5歳時の安田記念も0秒6差の5着するなど、大きなマイナスはない馬だった。
東京の芝のマイル戦に枠順の有利不利はほとんどないが、馬場が微妙だけにもまれる不利のない外枠16番は理想の枠順と思える。スローに陥った前回の関屋記念を、最後方近くから上がり最速の32秒5で届かなかった後だけに、連続騎乗の戸崎騎手も今回はあれほど置かれることはないはずだ。
芝1600mに1分31秒5、1800mに1分44秒1の快時計を持つだけに、渋馬場で評価が下がるようなら、むしろ買っていい馬かもしれない。
少し時計を要すると大接戦にもつれ込みそうな組み合わせだけに、単・複が主力。連勝馬券の相手には、穴狙いで今回の調教は少しも悪くなかった3歳ゴンバデカーブース、立ち直っているパラレルヴィジョン、母方が重巧者ではないかと考えられる3歳ロジリオンをちょっと買っておきたい。