▲昨年はドゥレッツァが優勝(c)netkeiba
京都開催の菊花賞は2016年以降、2020年まで5回連続で「差し有利」もしくは「超差し有利」のトラックバイアス。
馬場のコンディションや展開は毎年異なるにもかかわらず、例外なく後方から届きやすい傾向となっている。
馬場が改修されて初年度の開催となった昨年も上がり1位が1着、上がり2位が2着、上がり3位が3着。
菊花賞以外にも昨年以降で京都芝外回り3000mは2レース行われたが、どちらも上がり3位以内が1、2着。
現在の京都芝は馬場が改修されたことにより、以前よりも走りやすく、道中での負荷がかかりづらくなっている。と先週の当コラムでも指摘していたが、先週秋華賞の上位3頭も上がり3位以内で決着、「ウマい馬券」で公開していた予想も絞って的中させた。
ただし、昨年の菊花賞や先週の秋華賞にしても、私のトラックバイアスで「差し有利」とは判定していない。直線で自ら脚を使える実力のあった馬が紛れなく好走ているだけだ。
2014年から2020年までの馬場よりも、トラックバイアスによる脚質の有利不利は生じていないが、今の馬場も結果的には従来の菊花賞と同じで先行して粘り込むような馬が好走するのは難しいことは同じ。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。
▲今週の推奨馬のアドマイヤテラ(c)netkeiba
アドマイヤテラの前走は上がり1位で1着。少頭数の条件戦で、道中もスローペースだったため、GIの今回は流れに乗れず後方位置取りになる可能性大だが、想定される馬場状況を考慮すればむしろ歓迎できる材料。
道中はできる限り我慢させて、ラストに懸けるようなレースなら、このメンバーでもチャンスはある。
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の菊花賞の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!