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【ながつきS予想】5歳牝馬パウオレに期待 3勝挙げる好相性のコース

  • 2024年09月20日(金) 18時00分

負担重量を課せられた実績上位馬は抑えに


 5歳牝馬パウオレ(父ヘニーヒューズ)は、ここまで中山のダート1200m【3-1-1-0】。昨年、脚部不安で7カ月半の休み明けだった格上がりの3勝クラスを、福島のダート1150m1分07秒7で勝ち上がってオープン入り。この「ながつきS」に挑戦すると、タガノクリステルには完敗だったものの、1分09秒4(自身の前後半33秒4-36秒0)で4コーナー先頭から粘り込んでいる。初のオープン挑戦とすると、文句なしの好内容だった。

 あのあと馬体調整の放牧を挟みながら【0-0-2-2】。勝ってはいないが、千葉Sを0秒2差の3着。前走の安達太良Sを1歩07秒2の好時計で3着するなど、あと一歩でオープン初勝利が見えている。

 今回は好走例の集中する中山ダート1200m。小刻みな賞金別定戦なので、実績上位馬は「58-59」キロの負担重量を課せられている。牝馬で、加算重量のないパウオレは55キロ。先行スピードを生かして好勝負に持ち込みたい同馬に条件は非常に有利だ。入念に乗り込んでここを目標にした最終追い切りの動きも上々だった。

 父ヘニーヒューズ(その父ヘネシー)は、ダート戦の体系が変わりつつある中で、目下「全国総合ダート限定種牡馬ランキング」は、9月19日終了時点で1位シニスターミニスターの2位。トップをうかがえる位置にいる。まだ上昇するはずのパウオレも賞金加算に貢献したい。

 スピードと切れ優先のレースになるとみて、前回の勝ち方が鮮やかだった4歳牝馬のジュンウィンダム(父カレンブラックヒル)、オメガシンフォニー(父ヘニーヒューズ)が相手本線。58-59キロ組は抑えに回したい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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