◎○△をズバリ的中!
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、会心の的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、CBC賞を的中させた「F4.Kazuma」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
対象レース:
2024年8月18日(日)中京11R CBC賞 まずはご覧いただき、誠にありがとうございます!
2023年8月からnetkeiba公認プロ予想家として活動しております、「F4.Kazuma(エフフォー・カズマ)」と申します!
「F4.Kazuma」氏
光栄にも今回、今年2回目となる、コラム「予想の頭脳」への掲載依頼をいただきました!
取り上げるのは、8月18日(日)の中京メイン「CBC賞」。
こちらの的中につき、振り返ってまいります!
最初に自分の予想スタイルを、ざっくり紹介できればと。
1. 計算でレースの「波乱度」や、各馬の「勝率」や「指数」を算出
2. さらに計算で、上の算出値を総合評価させて「Fit順」を算出
3. 「Fit順」上位から印を割り当て(1位◎、2位○、3位▲、出走頭数の半分(端数切り上げ)まで△)
4. ◎○のワイド1点と、◎→○→▲△の3連単1〜7点で勝負!
このような形で、毎週中央競馬の全レースを予想しています。
それでは本題に。
今回は以下4つの観点から、的中プロセス+αを振り返っていければと!
1. 波乱度の根拠
2. 本命馬・対抗馬の根拠
3. 結果を受けての感想
4. 予想家デビューから1年を迎えての御礼と反省
では、順番に進めてまいります!
【1.波乱度の根拠】
このレースの波乱度は、「2着内」および「3連単」のいずれも「A」。
前回の当コラム登場時に取り上げた「下関S」と同様、荒れやすい条件が詰まりに詰まったら玉手箱! だったかと。
具体的なファクターをいくつか出すならば、以下の通りです。
■紛れが起きやすい芝1200m
■18頭のフルゲート
■ハンデ戦
■上位人気が拮抗気味で、抜けた馬がいない
■1番人気候補馬・キタノエクスプレスの信頼度が低い
1つ補足すると、軽視したキタノエクスプレスは応援している馬です。
6歳で適条件を見つけての快進撃!
晩成タイプの馬が好きなので、実にロマンを感じます。
ただし。
■6歳の高齢馬、というのは事実
■2勝クラスでは、今回出走のグランテストに負けている
■3勝クラスを勝ち上がったばかり
■にもかかわらず、いきなり重賞挑戦で1番人気!
さすがに過剰人気かなーと、アナログ視点でも感じていました。
大波乱の結末が視野に入る根拠は、十分に揃っていたといえるでしょう!
【2.本命馬・対抗馬の根拠】
◎のドロップオブライトも、○のスズハロームも、重視する根拠はてんこ盛り! だったと考えています。
複数のファクターが高評価となっていました。
具体的な例をいくつか言語化すると、以下の通りです。
■◎○共通
・内枠有利のコース形態、しかもフルゲート戦での1〜3番枠
・1400mからの距離短縮
■◎ドロップオブライト
・前回勝利時の高パフォーマンス(好タイムかつ上がり3F32.9)
・前回勝利以来の1200m かつ 同競馬場
・過去の高パフォーマンス履歴(3走前に展開不利&1600mへの延長で0.1秒差3着)
・前走は直前でプチ大量投票あり
■○スズハローム
・前回勝利時が高レベル戦(次走1着2頭、2着1頭)
・前走は3勝クラスからの初重賞挑戦、しかもGIIでいきなり0.4秒差の3着
・GII→GIIIなので実質降級戦
・それなのに斤量1kg減
ちなみに前日予想のため、直近の馬場傾向は計算に入れておりません。
ただしこの週の中京は、明確に超高速馬場だったと考えています。
土曜の豊明Sは、勝ち馬のクランフォードが強すぎたとはいえ、レコード決着。
加えて日曜の芝コースオンリー障害戦でも、レコードが記録されました。
超高速馬場イコール、内枠有利は定説。
◎ドロップオブライトは1枠で、○スズハロームは3枠。
前日の計算結果を、計算に含めていない直近の傾向が補強してくれている状況。
これはいけるのでは? と、ひそかに戦前からワクワクしていました!
【3.結果を受けての感想】
結果的に的中したとはいえ、勝率や指数の精度には疑問符がつきます。
理由はいろいろあるものの、1つピックアップするならば、3着だったグランテストの扱いでしょう。
勝率予想値4.9%は、ヒドいのひとこと!
あまりにも低すぎる!!
冷静に振り返ると、アナログ視点で見ても、買える要素は満載でした。
■1番人気のキタノエクスプレスを、2勝クラス時代に負かしている
■◎○同様に、内枠有利のコース形態で内枠
■しかも先行馬
■加えて先行馬が少ない組み合わせ
■発走前ギリギリの判明にはなるものの、直前でプチ大量投票が入った(直前4番人気→最終2番人気)
スタート直前にオッズを更新した際は、「あ、グランテスト下がった! ヤバい! そっちか!?」と焦りました(汗)。
さらに4コーナーのグランテストの手ごたえで、「そっちだったかー……」と絶望しました(汗汗)。
最終的にはゴール手前でスズハロームが差してくれ、ガッツポーズ! ではありましたが。
スズハロームのミラクル・ロケットスタートがなければ、グランテストは2着に残っていたかもしれません。
結果的には正解でしたけど、過程としては及第点。
自作計算システムのバージョンアップは道半ばだと、痛感させられる一戦でした。
ちなみに余談ながら、このグランテスト。
実は前回の当コラム登場時に取り上げた、「下関S」の4着馬でもあります。
このときは1番人気で馬券圏外に消えたため、(言い方は悪いですが)高配当の立役者となってくれました。
現状は、敵に回して? 成功しているものの。
力があるのは確実なうえに、なにやら縁を感じる次第でして。
どこかで味方につけて高配当をゲットしたいという気持ちを、今は持っています。
【4.予想家デビューから1年を迎えての御礼と反省】
皆さまのご支援のおかげで、無事にデビューから1年を迎えることができました。
いつも予想の購入や暖かい応援、誠にありがとうございます。
この場を借りて御礼申し上げます。
ただし提供している予想の結果には、まったく満足できていないというのが正直な気持ちです。
ツメが甘い予想が多すぎる!! のひとことで……。
悔いが残るレースは、あげればキリがありません。
例を出そうとすると、以下の通りに、次から次へと出てきます。
■3/31(日)阪神11R 大阪杯:1着◎ベラジオオペラ、2着○ローシャムパークからの、3着ルージュエヴァイユ無印(3連単:930.5倍)
■4/6(土)中山11R ニュージーランドT:1着◎エコロブルーム、2着○ボンドガールからの、3着ユキノロイヤル無印(3連単:487.9倍)
■7/21(日)小倉2R 3歳未勝利:1着◎ソングオブライフ、2着○ディーエストッキーからの、3着リプレット無印(3連単:5081.7倍……涙)
■7/21(日)小倉12R 小牧太騎手の中央ラスト騎乗戦:1着◎モズアカボスからの、○ヒロノラメール5着(◎-○のワイドは23.2倍、そっちが消えるの!?)
■8/4(日)札幌11R エルムS:1着○ペイシャエス(3連単2着固定)、2着◎ドゥラエレーデ(3連単1着固定)、3着▲テーオードレフォン(3連単867.1倍、◎→○→▲でも519.3倍)
etc……。
ここだけの話、7/21(日)は発狂するかと思いました(笑)。
これは氷山の一角で、もう少しだけウマい予想ができていれば……と感じる局面が毎週あります。
あるいは予想を購入いただいたユーザーさまの機転で、単勝・馬連・馬単・3連複などにアレンジいただき、的中いただいている可能性はあるかもしれません。
ただし(あくまでも個人の考え・こだわりですが)プロとして予想を出す以上、貴重なポイントを使って予想を購入いただいている以上、出した買い目での的中が責務、と考えています。
己の実力不足を、日々痛感している次第です。
とはいえ、プロ活動を通じて全レース予想や復習に取り組む中で、レベルアップできている手ごたえがあるのも事実。
今後も今回のCBC賞のような結果を出し続け、ユーザーの皆さまに貢献できるよう、精いっぱい努めてまいります!
差し当たっての直近の目標は、「年間の重賞回収率」をプラスで終えること!
8/18終了時点では122%なので、なんとか12月末まで100%以上を維持したいところ!
進捗や結果については、次回に当コラム「予想の頭脳」へ再登場する際、ご報告できればと思います!
……なお、再登場の予定は未定です(笑)。
以上となります!
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!
最後は今回も、プロフィール記載のコメントで締めさせていただければと!
他の予想家の皆さまと比べれば、まだまだ未熟ではあるものの、今後もプロ予想家であり続けられるよう全力投球してまいります!
これからも応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます!
(F4.Kazuma)
今回解説の予想結果は
こちら。