▲佑介騎手・津村明秀騎手・丹内祐次騎手の同期対談第4回!(c)netkeiba
存在感を増す津村騎手に佑介騎手が感じる変化
佑介 丹内に「あとはお前だけだぞ」って言ったこともそうだけど、なんだかんだいって(川田)将雅が一番同期を応援してるよな。津村がGIを勝ったことも、あいつが一番喜んでるような気がするし。学校時代の3年間は、「世の中のすべてが敵」みたいな顔してたのに(笑)。
津村 コラム(『VOICE』)でも丸々1回分使って俺のことを話してくれてね。うれしい気持ちと恥ずかしい気持ちもありながら読んだけど、ありがたいなと思った。ただ、川田が思っているほど、同期のなかで俺が抜けているとはまったく思ってなかったんだけどなぁ。
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「僕の目から見ると、彼は上手すぎた」──ヴィクトリアマイルで悲願を叶えた天才・津村明秀を語る【月刊 川田将雅】佑介 いやいや、抜けてたって。津村という抜けた存在がいなかったら、今の20期はこうなってないよ。本当にそう。それは絶対。
津村 それを言うなら、藤岡がいなかったら、うちの期はこんなにまとまってない。
佑介 それは僕もそう思います(笑)。
丹内 2年前に『with佑』に出たときも謝ったけど…。藤岡にはマジで何度でも謝りたい。学校時代、ふざけすぎて申し訳ありませんでした!
佑介 だから、津村と丹内に関しては、全然大変だと思ったことないって。むしろ、チームお花畑は癒し空間だった。だって、放っておけばふたりで勝手に楽しんでるんだから(笑)。
津村 そうでした(笑)。俺、自分が抜けているなんて本当に自覚してなかったよ。確かに技術テストで1位だったことはけっこうあったけど、かといって「俺が1位だ! どうだ!」みたいに思ったことは一度もないし。
佑介 うん、津村にそういう雰囲気はまったくなかった。津村は学校生の頃からコツコツ努力ができる人で、本当に上手いなと思っていたけど、貪欲さや欲深さみたいなものを感じたことは一度もなかったな。
──それは川田さんもコラムでおっしゃってましたね。
津村 そうでしたね。自分のためだけに貪欲にはなれない性格なんだと思います。
佑介 みんなが思っていたほど勝てなかった時期が長かったのも、そういう性格に起因していたというのもすごくよくわかる。ただ、去年くらいからかな、