▲佑介騎手・津村明秀騎手・丹内祐次騎手の同期対談第3回!(c)netkeiba
「俺たちには真似できない」丹内騎手の忙しすぎる日常
佑介 さっきね、津村もGIを勝ったことだし、こうなったらあとは丹内だなって話をしてたの。気持ち的にも絶対に高まっているはずだって。
津村 俺、丹内がGIを勝ったら、泣いちゃうかもしれないなぁ。
佑介 俺も泣く自信がある。とにかく期待値は高まってるよ。
丹内 あの〜、今年一度もGIに乗ってないんですけど…。今年どころか、去年の高松宮記念(トゥラヴェスーラ3着)以来、GIに乗ってないんじゃないかな。
佑介・
津村 ホントに!?
丹内 うん。乗ってないんだよ。
──佑介さんは、GIで声を掛けてもらうためには、リーディング上位にいることが大事だと考えて、よりチャンスの多い年明けの小倉にフル参戦したり、津村さんも、あるときから中央場所に軸足を置いてGIにつなげていったりなど、それぞれ戦略的に段階を踏んできた経緯があります。丹内さんも何か戦略を立てていますか?
丹内 いやぁ、とにかく忙しくて。日々忙しく生きているというか。
▲丹内騎手の日常は「とにかく忙しくて」(c)netkeiba
津村 確かに。JRAのジョッキーのなかで、間違いなく丹内が一番忙しいと思う。
──そういえば、日曜日に函館1Rから12Rまで全部乗って、火曜日は盛岡、水曜日は門別で騎乗…なんていう週もありましたね。
丹内 7月の頭にありましたねぇ。
津村 それに加えて、調教も人一倍乗ってるもんね。関東にいてもさ、浦和や川崎で1レースから乗ってたりするし。
佑介 そうだよな。俺、関東圏の地方競馬は滅多に行かないけど、いつだったか交流に乗りに行ったときに地方競馬の新聞を見たら、そこのリーディング表に丹内が入っていて、めっちゃ驚いたもん。丹内、入ってるじゃん! みたいな(笑)。
津村 間違いなく、俺たちには真似できない。やろうと思ってもできない。
佑介 調教と競馬を合わせたら、丹内は1年で俺の3年分くらいの数を乗ってるからね。これはホントに冗談抜きで。
丹内 でもね、最近は