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【函館SS予想】開幕週の芝1200戦で先行有利 ストームキャットのスピードで

  • 2024年06月02日(日) 18時00分
函館で行われた過去4年(23・22・20・19年)においては、連対馬8頭のうち6頭が4角3番手以内と先行有利。昨年はキミワクイーンとジュビリーヘッド、ロードカナロア産駒のワンツーで、ロードカナロア産駒は3年連続連対中。ロードカナロアの母父はストームキャットだが、22年1着ナムラクレアの母父や19年2着アスターペガサスの父父もストームキャットだ。取り上げた5頭ではアサカラキング(父キズナ)とサトノレーヴ(父ロードカナロア)がストームキャットの血を引き、ビッグシーザーは母がストームキャット3×3。(解説:望田潤)


アサカラキング
 シュピカの半弟で、母母キョウワノコイビトはフィリーズレビュー2着。その母エールノコイビトはJRA2勝(芝1000〜1200)。シャインモーメントやチェリーメドゥーサも近親。キズナ×キングヘイローはディープボンドと同じだが、こちらはストームキャットとキングヘイローとエールノコイビトが似た組成でこのスピードで短距離を走破する。スプリンターとしてはしなやかすぎるぐらいで、高速馬場における軽いスピードはここでも一枚上。平坦もいい。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○

ウイングレイテスト
 ベストメンバーの半弟で、トラストケンシンやフリーフリッカーの叔父。オークス馬チョウカイキャロルも同牝系。父スクリーンヒーローはグラスワンダーの代表産駒でモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンなどを出し成功。デイリー杯2歳S2着など2歳時からマイル路線で活躍してきたが、しぶとい先行に磨きをかけ、スワンSは平均ペースの番手でまんまと流れ込んだ。1200であれぐらいのペースで先行できるかどうかだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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