【アハルテケS予想】高速決着必至 血統背景から狙える馬とは
レオノーレの成長力に期待
中間の雨の影響で、かなり速いタイムの決着になること必至。時計の裏付けのある馬、あるいは持ち時計短縮の可能性が大きい馬から入りたい。
狙いは5歳牝馬レオノーレ(父マジェスティックウォリアー)。ダート1400mには1分21秒9(不良馬場)があり、今回のダート1600mにはメンバー中4位タイの1分35秒1(重馬場)がある。まだダートのキャリア13戦【4-3-1-5】。時計短縮が可能だ。
父母両系ともに典型的なアメリカ血統で、父は現在、ダート中心の公営馬の種牡馬ランキング1位。血統背景は、伝説の怪物セクタリアトの[3×4]。バックパサーの[4×4]、ボールドルーラー[5×4×5]。代表産駒のベストウォーリアは、2014年のこのレースを1分34秒6でクビ差2着の記録があり、2016年の南部杯(快時計の年である)では小差2着の1分33秒8だった。
母の半兄はジャパンCダート(現在のチャンピオンズC)2連勝を中心にダート10勝のトランセンド。快速スワップス、輸入種牡馬アイアンリージ(ケンタッキーダービー馬)の一族でもある
オープン入りして「4、10、2」着。ここまでの実績はまだ物足りないが、トランセンドが本物になったのは4歳から5歳時のこと。この馬も今回の充電で大きく変わる可能性がある。
牝馬に56キロが軽いわけではないが、賞金別定で牡馬の有力馬がきびしい負担重量になったのは有利だ。揉まれない外枠から好位追走が可能だろう。
怖い相手は、昨年の6月の3勝クラスの夏至Sダート1600m(重馬場)で、2番手から抜け出し1分34秒1で勝っているケイアイシェルビー(父ディープインパクト)。休み明けだったレオノーレは1秒0差の5着だった。
「鳴尾記念」は順当なら6戦5勝のロードデルレイだが、今年は京都の内回り2000m。反応の遅い馬だけに、取りこぼす危険もある。3走前の2000mを終始外を回りながら1分57秒4で追い込み、0秒2差3着したヤマニンサンパの台頭を狙いたい。