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【葵S予想】京都の葵Sは女性上位 プリンスリーギフトがよく穴に

  • 2024年05月19日(日) 18時00分
3歳のOP特別として行われてきた芝1200戦で、18年から重賞に格上げされた。京都で行われた18〜20年と23年の結果をみると、牡[1-3-2-33]牝[3-2-1-21]と牝馬優勢。京都の重賞らしく、ビアンフェ(母父サクラバクシンオー)1人気1着、レジェーロ(母母母父カツラギエース)11人気2着、ゴールドクイーン(母母母父トウショウボーイ)9人気1着、ラブカンプー(父ショウナンカンプ)6人気2着、トゥラヴェスーラ(ダイナサッシュ≒アドマイヤマカディ4×3)2人気2着と、プリンスリーギフトの血を引く馬がよく好走しよく穴になる。取り上げた4頭でプリンスリーギフトの血を引くのはナナオ。(解説:望田潤)


エトヴプレ
 母ナフードはファルマスS(英G1・芝8F)勝ち馬で、近親にエドゥヴィル賞(仏G3・芝2400m)のノットジャストスウィングなど。母父クロドヴィルはデインヒル産駒の仏2000ギニー馬。父トゥーダーンホットはドバウィ産駒の一流マイラーで初年度産駒が走っている。母系に気難しいオリオールのクロスがあり、フィリーズレビューは前傾ラップでスイスイ逃げ切り。気分よく逃げると底力を発揮するタイプだ。行ききれればモズメイメイやビアンフェのように。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ガロンヌ
 ジュエルクイーンの甥で、母リヴィエールはJRA2勝(芝1400〜2000)。牝祖スギノキューティーはフラワーC勝ち馬でリアルヴィクトリーやスカイキューティーの母。父モーリスはジャックドール、ジェラルディーナ、ピクシーナイトなどを輩出。スギノキューティーの子孫は短距離の活躍が目立つが、本馬も1600→1400に短縮して2連勝。1200は未経験だが対応できそうだ。繋ぎのバネがあるモーリス産駒だから良馬場向きだろう。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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